薄っぺらいメッセージの正体。

コピーライティング
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太陽が昇る頃に外に出ると、ひんやりした空気が肌をくすぐるようになりました。吸い込む空気で体内が涼しげになり、火照った身体を冷ましてくれます。いい季節がやってきたな、と感じます。

タイにいることが増えたからか暑さも好むようになりましたが、夏か冬かでいったら、冬の方を好みます。12月生まれの人は共感してくれるような気もしますが、人のぬくもりが感じやすくなるからかもしれません。

先日の御堂筋ではブルーのイルミネーションがはじまっており、人工的なビルと道路にあって、イルミネーションという人工物が雰囲気を和らげにしてくれていました。冬ならではの景色のように思います。

耳が遠いぶん、視覚的なモノに僕は、一層興味が惹かれるのかもしれませんね、無意識のうちに。

こうスッと感じる気分を大切にしたいと思う今日このごろです。そしてコレは、仕事でも同じです。

購入したこともないし参加したこともないから語るに足りないとは思うものの、セールスレターやステップメールをみていて、なんか薄っぺらいな、と感じることがあります。

リサーチもあるから一文一文読んでいく。いいことは書いてある。ためになることも書いてあるし、コレは感動するだろうな、という文章も書いてある。

それらの文章が、はじめましての人ではなくて、その人が運営している講座やセミナー、ある種のコミュニティに属している人向けに書かれているものだから、そのままでもいいのかな、とは思いつつ。

しかし、なんか薄っぺらいな、と僕は感じるので、自分が外部の人間ではあるのですが、いったいその原因はどこにあるのだろう、と考えてみました。

ひとつ思ったのは、「なぜ」がわからないこと。

いいこと書いてあるんだけれども、なぜその人がそのメッセージを発するのかが書かれていない、というのがあります。

これからの時代はこうなります。そのためにはこういう人たちが求められます。だからそういう人たちを増やすコミュニティをつくりました。

なるほど、そうだと思う。でもなんか薄っぺらさを感じるな、、、という場合、なぜその人がこの発言をするのかが書かれていないのです。

それっぽいことは書かれてあったとしても、どこかで聞いたことがあるな、、、というエピソードが添えられていたら、やっぱり薄っぺらさを感じるもの。

これだけ多くの広告に囲まれている時代ですから、どこかで見たな、というような広告は読まれないと考えていますし、読まれたとしても成約はしない。

パクるという表現がセールスライティングの界隈では使われていますが、パクるべきことを間違えているように思います。

あなたはパクり方でこんな間違いしていませんか?とかですね。

エピソードを添えるのはいいのだけれども、ここは自分自身の経験を、エピソードとして述べるべきところだと思うのです。

人のエピソードが同じなんてことは無いのですから。

村上龍がなにかの短編集で試したように、、、『空港にて』だったかな、細部まで描写するってことをやったと何かで見たのですが、自分の経験を細部まで描写してみる。

すると、「なぜ」を感じると思うんです、読み手は。

値引きでも特典でも、なんでもセールスレターを書く時は「理由が大切」と言われていますが、なぜあなたたちがそれをやるのか、についての理由も必要だと僕は思っています。

「なぜ」が読み手に伝わってこそ、濃いメッセージになるんじゃないかな、、、どうですかね??

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