ブランドって何??

ブランドやブランディングという言葉をFacebook広告などでよく目にするようになりました。

この傾向は今に始まったことではなく、ずっと前からあります。少なくとも、19年前とか18年前とかにも、ブランドをどうつくるか、ブランドとは、のようなメッセージは書店に行っても広告営業の間でも、よく見受けられた記憶があります。

ブランド。ブランディング。

響きがいいからか、それとも社会的証明があるからか、もしかすると虚栄心が働くのか。

他の理由かもしれませんが、ブランドやブランディングという言葉を使う人が多い割に、その言葉の定義を自分自身でできていないのではないか、と感じることがあります。

少し前に、パーソナルブランディングやセルフブランディングという言葉をよく見かけましたが、この2つの違いを説明できる人がなかなかいない、、、まあそれは僕もなんですけど、、、流行に乗った無味乾燥な言葉の流行というか、コレは言いすぎかもしれないけれども、言葉巧みに人を引きつけようとする(でも中身はないからもやもやは残る)、メッセージを発する側の浅はかさを感じることもあります。

僕が定義するブランドというのは、「ブランドとされる会社名・事業名・商品名・サービス名から想起される約束」です。

僕の世代だと、スティーブ・ジョブズといえばアップル、アップルといえば、「The crazy ones」のCM、そして「Think different」というタグラインが想起され、コレが約束すること、違いを称賛するとか、自分自身であれとか、信念を貫くとか、そういった人向けの製品がアップルですよ、となる。

上記は僕の場合であり、人によってはiPhoneを想起したり、他にはないを想起したり、最先端を想起したり、ファッショナブルを想起したり、シンプルを想起したり、という場合もあるでしょう。

この想起される約束がある名称を僕はブランドと定義しています。

ある名称を聞いてふと頭の中に思い出されるイメージがあれば、それもブランドになるのかもしれません。

ブランドやブランディングに関する講座やセミナーを運営する会社の名称が、例えばリクルートや博報堂であれば、リクルートという社名にも博報堂という社名にも、約束される何かが思い浮かぶ人はいるでしょうから、2社や2社のスタッフがブランドを語ることはわかる。

けれども、その会社自身、その人自身の名称から想起される約束が思い浮かばない場合、果たしてブランドを語る資格があるのだろうか、と僕は思ってしまうんですよね。

コレは、僕自身ブランドやブランディングという言葉を使わない理由でもあります。語るに足りない、と認識しているからです。

そもそもブランドというのは、今考えてつくることができるものではないですからね。

「あなたをブランドにして集客の大変さから開放されましょう」

なんて、わかっていない人のメッセージだな、とつくづく思います。15年ほど前は僕も言っていました、、、、いや、穴があったら入りたい。。。

アップルの例をとってみれば、スティーブ・ジョブズが創業した当時からの歴史があってはじめて、「Think differnt」に人はうなずく。アップルを当時から使っていたユーザーを想起できるから、「Think different」がフィットする。そういう空気が社会にできてくるから、アップルを知らなくても、ああ「Think differentね」となる。

Microsoftが同じこと言っても、ピンとこない。むしろ僕ならば、標準化とか平準化とか、スタンダードとか、そういう言葉の方にMicrosoftのブランドを感じます。

安易な言葉は安っぽさを生むので、、、ブランドやブランディングという美しい響きの言葉を、美しく使ってくれる人が増えてくるといいな、と思います。

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