トレーニングというと最近僕が取り組んでいるファンクショナル・トレーニングを思い浮かべる人もいると思いますが、セールスライティングのトレーニングなんかも思い浮かべる方がいるかもしれません。ブレットライティングでトレーニングするとかですね。
この際、何をトレーニングするのかはさておき、ある本を読んでいたらこんな一節が
ありまして、赤線を引きました。
(前略)また、外部から安定性が確保されるような環境で行われるスポーツはどれだけあるだろうか。答えはゼロである。ほとんどのスポーツはフィールドかコート上で行われ、選手自身が安定性を維持しながらプレーしている。このような意味からすると、マシントレーニングはマシンそのものによって負荷の安定性が保たれており、機能的とはいえない。よくマシントレーニングは安全であるといわれているが、それに対する代償が払われているのである。トレーニング中のけがの発生が少ない反面、固有受容器からの入力情報(身体の位置や動きに関する感覚的情報のフィードバック)や安定性は低下し、競技中に起こるけがの危険性を高める要因となり得るのである。(後略)
(引用:『写真でわかるファンクショナルトレーニング』マイケル・ボイル著 中村千秋監訳 大修館書店)
僕は高校時代、野球部にはいっておりまして、割と力はある方だったので筋トレ・・・マシントレーニングですね、一番重いものをエイエイと持ち上げて嬉々としていたんですけど・・・
確かに、なんからの筋力アップには貢献してくれたと思うのですが、野球そのもののスキルアップ、試合で勝てるようになったかというと、肩を痛めてレギュラーになれないまま途中で引退したので、マシントレーニングの効果はなんとも言えません。
しかし目からウロコだったのは、
「マシントレーニングはマシンそのものによって負荷の安定性が保たれており、機能的とはいえない。よくマシントレーニングは安全であるといわれているが、それに対する代償が払われているのである。トレーニング中のけがの発生が少ない反面、固有受容器からの入力情報(身体の位置や動きに関する感覚的情報のフィードバック)や安定性は低下し」
の箇所。
実際の競技、試合、プレーを想定してのトレーニングでないと、実際にケガをしやすくなりますよ、ってことですよね。
逆に言うと、実際に即したトレーニングをするならば競技においてもケガをしにくくなる。コレは推測ですが、これはヤバイというようなケガの前兆を察知できるようになる、ということかなぁと。
ケガをしてしまっては元も子もないですが、安定性が確保されない競技において、安定性を保ったままトレーニングするのってどうなのかな、と素人目にもそのおかしさがわかる。
もちろんコレは、安定性が確保されない競技のためのトレーニングの場合であって、トレーニングそのものの目的によってはマシントレーニングがよかったりするわけです。ボディビルダー向けのトレーニングとか?このへん思いつきですが。
僕らが身体的なトレーニングする場合って、大体がお腹を引っ込めたいとかそういう欲求もあると思いますし、切実なもので考えると(お腹を引っ込めるのも切実ですけどね)、仕事中に座っていると痛む腰をなんとかしたかったり、肩こりを改善したかったり、よく眠れるようにしたかったり、脳から湧き出るアイデアをいつでも引き出せるようにしたかったり。たぶん、こんな目的を持っている。
だったらそれに見合ったトレーニングをしないと、意味が無いってことがわかってきました。
例えば、僕が言われ続けたこととして、腰痛を改善したいなら腹筋と背筋をバランスよく鍛えなさい、とかですね。でも、腰痛の原因てそもそも腰にないことのほうが多いらしく、腹筋や背筋以前の話であることをここ3ヶ月で体感しました(別のところをトレーニングしたら、腰痛が改善)。
お腹を凹ませたければ腹筋しなさいとか言われ、毎日59回ずつ腹筋しても凹まないどころかますます出てきたんですけど(腹筋は目覚めのためにやっていたので別の目的なのですが)、
そもそも腹筋とお腹を凹ませることは僕の場合、関係がなかったとか(トレーニングにより別の箇所を改善したら、お腹の凹み・・・僕の場合は胃ですね・・・が徐々に進んできたとか)。
木坂さんのパフォーマンスアップセミナーに参加したら、このトレーニング、エクササイズにたどり着いたということで、時折ブログで紹介してきましたが、
いよいよ、彼のトレーニングを公開します。
P.S.
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