ライティングのなかでもSEOライティングというのかな、検索順位を上位に持っていくための記事を書いています。
コピーライティングとは違うよな、と常々感じていたのがこのSEOライティング、ちょっと前まではオウンドメディアのライティングのほうが名称としては有名だったと思いますが、アフィリエイトのライティングなんかもコレに括られるのかな、まあコピーライティングとは別の分野として僕は区別していました。
ライティングはライティングなんだけれどもなぜ区別したのかな、と常々考えることをやめていたのですが、、、10キロ走っているうちにふと思ったことがあったので、記しておきます。
私見ではありますし、インターネットを見るとAIに取って代わられるなんて記事も見かけますが、SEOライティングやその周辺のライティング、またFacebook広告運用やPPC広告運用などの未来はそう明るくないんじゃないか、と感じています。
まず、SEOライティング。
機会に恵まれ、この人はかなり仕事ができる人だな、と感じさせる方からSEOを学ぶ機会がありました。そして検索順位を上位にするライティングについても。
キーワードの選び方、使うツール、記事のチェックツールなどなども学びまして、一本記事を書いてみました。
テキストデータでその方に渡し、確認してもらったあとでフィードバックをもらいました。
そのフィードバックでエライ印象に残っている場所がありまして、それは
「記事を読んではいませんが、共起語や密度チェッカーを見ると、大丈夫だと思います。まずはこれでGoogleの様子を確認したいと思います」
こんな感じのメッセージです。
コレ読んだ時に、ああ、なるほど、Googleが判断するところを客観的にチェックしてこそ、検索順位を上位にする記事になるわけだから、理にかなっているな、と思ったんですね。
セールスライティングを含むコピーライティングでもリサーチは行いますから、作業手順はリサーチしてライティングして、という感じで大まかには変わりません。
しかしSEOライティングの場合は、Googleの判断基準を記事に反映させる必要がありますから、キーワード、検索意図、共起語、密度などをチェックする必要があります。
だから極端に表現すると、検索上位表示を担うライターはGoogleに向けて書くわけです。もちろん読み手に向けてではあるんですけれど、「このキーワードで検索する人はこんな悩みも持っているだろう」とリサーチ後にライターの主観で考えるのではなくて、「このキーワードで検索する人は、こんな検索意図で検索しているから(サジェストキーワードを参照)、こんな共起語が登場する(共起語検索ツールで把握)記事を待っていると、Googleは判断するだろう」という感じで、Googleに蓄えられたデータから客観的に判断して記事を書く。
読み手に向けて、だとSEOライティングって難しいな、と感じていたのですが、Googleに向けて書く、だと少し気分が軽くなった感じがします。
なぜなら、ルールありきのライティングだからです。
でも、、、ということはパターン化とかマニュアル化が得意な人のほうがSEOライティングって効果出るだろうな、と思ったんですね。
そして、AIのほうがうまくやるだろうな、とも。
むかし翻訳を扱う仕事をしていましたが、翻訳者の報酬は下がりつつありました。専門性が高い分野以外はエライ安価な単価で翻訳というのも普通だったんですね。
Google翻訳が成長した今はどうなっているのかと検索してみたところ、木を見て森を見ずではよろしくないですが、さらに下がっている、というような記事を見ます。
SEOライティングも、翻訳と似たような道をたどるんじゃないかな、とふと思いました。
労力と報酬が見合いづらいだろうな、というのもあるんですけど、それ以上に人がやる仕事じゃなくなるかな、とも思います。
ライティングって細分化してきたと思うんですよ。むかしはたぶん、SEOライティングってなかった。まとめてライティングだったと思うんですね。
細分化するに従い、専門化が進みます。すると今度は報酬の下落が始まります。コレは歴史の常なのかな。
広告運用も、Facebook広告やPPC広告と細分化し、専門家と称して参入する人が増えていきます。
Facebook集客専門家とかもそうですね、LINE集客専門家とか。
今や弁護士だって年収半分時代、、、僕はAIを知っているわけではないですが、弁護士や会計士、税理士などはAIに取って代わられやすい仕事だと感じています。マニュアルなので。
ライティング界隈から離れましたが、手段を肩書にするのは、今だけの特権なのかもしれません。
いや、もう遅いのかな。
私見ではありますが、どんな時代で仕事をしていくのか、ビジネスをしていくのか、生きていくのかって大切だと感じた時間でした。
P.S.
ライティングはテクニックではなくて、WHYがますます大切になっていくように思います。
商品企画もそうですね、WHYかな、と僕は感じています。
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