お楽しみ様という挨拶に僕でも違和感を感じる理由(アンサーソング2016年3月7日)

ビート・ザ・コントロール
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ザワザワ
ザワザワ
ザワザワ
(と、心がむくむくと起きてくる感じ。ジョジョみたいな)

こうもいいタイミングで来るとこの人はエスパーなんじゃないかと思うのですが、そんな言い回しは照れ隠しに過ぎず、僕自身が求め続けていた一つの答えなのだと思う。いいきっかけを貰ったということで今日のブログはアンサーソングを。

3月7日のワイルドサイドを歩こうよにて島田さんが投稿した記事がこれ。

お楽しみ様という挨拶が好きではない理由

コレ、オマエが言うなよと読者さんから言われること覚悟で言いますが、僕は僕以外の人が使っていると違和感を感じるという、自分で眺めていてなんともエライ身勝手な感覚を持っています。

以前もどこかでこのお楽しみ様を僕がなぜ使うのか、書いたことがあるのですが、今一度ここで記すことから、その違和感の正体に近づきたいと思います。

僕がまだ会社勤務している頃、今からだと2年5ヶ月程度前になるのですが、アプレンティスで出された課題にジェームス・スキナーさんのセールスレターがありました。あるオーディオ教材のレターです。

お楽しみ様という言葉を知ったのはこのリサーチ時。その理屈に(島田さんのブログ参照)なるほど、と思いつつ、コレを会社のメンバーに使ってみたんです。

すると、「なんかよくわからないけれど」笑顔になるわけです。他にもクレームがきたら、「小野さん、仕事がきました」、とかね。

言葉でここまで変わるのか、と驚きながら、これで担当部署の雰囲気は良くなっていき、業績も上向きに転じたので、内々で使うことにしたのです。

内々、と言うのは僕が担当する部署内でのみ。まぁ、部署内のコードというか、そんな感じ。

その後言葉選びが大事というのはセールスコピーの勉強、特にジョン・カールトンの教材をリサーチしている時にストンと来ていたので、そして実体験でもそれを感じていたので、ブログやメルマガで使っていた次第。

ジェームスさんに学んだわけでも、セミナーに行ったわけでもないのですが、この言葉については実感値としていいなと思ったので、使い続けていた、というわけです。

しかしある時異変が。

「小野さん、お楽しみ様です」、と言われた時から違和感が。すべてがすべてではなくて、例えばビーコンのメンバーは僕がコレを好むから合わせてくれているのだな、と感じたり。

ジェームスさんがオリジナルみたいなものだから、オレが言われちゃうと恐縮だな〜のようにも考えていたのですが、どうも違うぞと。

僕の価値観とのズレ、なんですよね、その正体は。

僕はそれを望む人にビート・ザ・コントロールして欲しいのであって、僕になって欲しいわけでも僕のマネをして欲しいわけでもない。マネしてもらってうれしいという感覚はあるけれども、それよりうれしいことは他にあるというか。

もちろん自分が体験して思いのほか良くて、試してみて欲しいから紹介するのですが、「小野が言うんだから間違いないぞ」のように、思い込まないで欲しいという気持ちもあるのです。

両極を含む、ってやつです。中庸が大事ですよ、と。

以前誰かに、「僕はカルト教団の教祖さんみたいになっちゃう危険性を自分で感じているのです」、とお話ししたことがあったのですが、島田さんの言葉を借りると僕の言うことを信じる、というよりは盲信する人が登場するにつれて、ああ、僕は彼らのビーコンに貢献できているのだろうか?ってなる。

要は、影響力を感じるにつれて、自分が怖くなる。オレ、何も発言できなくなりそうだな、と。人の紹介とかね。僕がこの人いいよと言ったら無条件でそっちに突っ走る人が出るんじゃないかと想像するだけで、ゾッとするってわけです。

それで、リベラルアーツだと。木坂さんのやっていることに興味をもちました。ものごとを俯瞰する。因果関係を眺める。感覚ではなくて、論理として。

誰かが自分をマネするようになる、なんてことをかつては考えなかったので、ありがたい悩みなのかもしれませんが。

さて、僕は今後も限定された空間の中で、わかる人にだけお楽しみ様です、を使うかもしれないですし、そうでないかもしれません。

この言葉を使う主張はあるか?

ぜひ考えてみてくださると。

P.S.
ちなみに今日ホントは書きたかったことは中庸について。ワイズマンも木坂さんも、中庸についてはよく話しているよな、と。そしておもしろいのは島田さんも中庸について今日のブログで触れていること。こういうの、あるんですね〜。

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コメント

  1. ロンサムワン より:

    小野さんの文章を読んでつくづくすごいなぁと思うのは、島田さんへのアンサーソングと言って対立せずに、しかもわかりやすく、シンプルに書かれていることです。
    とても素人にはできる芸ではないなと思います。
    書くということは頭に汗をかくとほぼイコールのように思うのは私だけでしょうか。

    闇雲に盲信するのは、問題ですが、明らかに素晴らしい人を見習う時は盲信で構わないと思います。

    そのあとに考える作業を入れていけばどうでしょうか?

    • ono takamasa より:

      ロンサムワンさん、ありがとうございます!
      きっとどこかで会っていますよね。会長の芸は細かいからな・・・笑。

      書くということは頭に汗をかくとほぼイコールのように思うのは私だけでしょうか。

      僕もそう思います。実際、責任を引き受けるテーマになると、エライ考えますので。指を動かしたくない時っていうのもあります。動かないんじゃなくて、動かしたくないっていうのが、おもしろいんですけど。

      というのも僕は、割とどんなテーマが来てもそれなりにモノを書く事ができるよう、毎日トレーニングしているからです。それだけに、システム2のなかでも「思い込みの意識」が登場しちゃうと、アヤウイ。だから極力、ブログやメルマガは朝書いたほうがいいよな、って思っているのです。実際、神職養成講習会時は主に夜更新していたのですが、エライ葛藤があったので。

      闇雲に盲信するのは、問題ですが、明らかに素晴らしい人を見習う時は盲信で構わないと思います。

      そのあとに考える作業を入れていけばどうでしょうか?

      コレはロンサムワンさんの人徳ですよね。信じ抜くというか。

      いいと思いつつもあえて真逆をいうと、「それってホントなの?」は常にあったほうがいいです。コレは考える「前」にです。

      なぜなら、その人になることはできないので。人は人のコピーロボットにあらず、ですよ。

      だから、すべてが良いというのは本来ないと思うのです。もちろん、守破離の原則からすると、まずは「守」ですから、ひたすら「マネる」。しかし意識は常に「ホントだろうか?」「なぜだろうか?」という問いを持っておく。その上で師匠を信じるというのはなかなかに骨が折れそうなことですが、ラクなことなど何もない(つまりラクってことなのですが)人生という原則からすると、そんなものだろうと。

      考える作業は「常に」がいいのではないか、と思うのですが、いかがでしょう?

      システム1先行の僕でさえ、実はシステム2を常に使っているという意味で、期待に応えられれば、幸いです。

  2. お楽しみ様です。笑

    今日のブログのポイントは、、、

    「お楽しみ様」という挨拶が嫌いな理由

    ではなくて、

    「お楽しみ様」という挨拶が好きではない理由

    というタイトルです。

    脳に優しくこだわりました。

    で、まさにこれは小野さんがここで書かれているように、小野さんがなぜ使ってるのか、背景を知っていましたし、背景を知らなくても使い方で、あ、ちゃんと自分なりに考えて納得して使ってるんだな、というのを感じたので、小野さんはオッケーなんですよね。

    やはり、僕が違和感を覚えるのは、その周辺です。

    それは全然コントロールをビートしてないんじゃないのかって感じてしまいます。

    社会の奴隷と構造はいっしょなんじゃないか、と。

    なので、僕のブログの読者にも「お楽しみ様です」を使う読者はそれなりにいるでしょうけど、あえて主張してみました。

    今回はアンサー記事ではなく、コメントにて。

    お邪魔しました。

    • ono takamasa より:

      しまだしんすけべさん、ありがとうございます!

      お楽しみ様です。笑

      「お楽しみ様」という挨拶が嫌いな理由

      ではなくて、

      「お楽しみ様」という挨拶が好きではない理由

      脳に優しくこだわりました。

      お邪魔しました。

      芸が細やかな人だな、と。

      昨日のブログで「好きでない理由」と書くあたり、ああコレはそういうメッセージだ、と思いましたが、このコメントは更に思慮深い。

      例によって思い込みの意識をドライブさせて見た結果、

      「これはきっと、来るべきインプットクラスの事前トレーニングに違いない」

      と考えていたことを、お伝えしておきますね。

      もしかしたら、システム1をドライブさせたのかもしれませんが。

      その答えは、しまだしんすけべさんのみが知っている、ということで。

      お疲れ様でした 笑

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