「こんなにウマいカプチーノをつくったのは誰だ?」
そんなことを日々考えていたからか、バンコクの隣、ノンタブリーにあるBottomlessまでやってきました。
ここは、コーヒーバーとでもいう名称がしっくりくるというか、まあコーヒー屋さんです。
お目当てのカプチーノを注文して飲んでみると、ああやっぱりここでつくられたカプチーノだったのかとバンコクはサトーン通りにあるminimal coffeeのことを思い出します。
この動画の通り、僕はminimal coffeeのカプチーノに驚きを覚え、Bottomlessにたどりつき、やってきたのでした。
MRTの最寄り駅からでも1.5kmほどあるようですし、サトーンエリアから電車を乗り継いでいくと2時間弱かかります。
車だと30分から40分で到着しますが、渋滞を考えるともっと時間はかかるでしょうし、コーヒーを飲みにわざわざタクシーで30分も40分も使うのかと考えると、僕にしては普通の判断ではない。
YouTubeやInstagram向けに投稿するわけでもないのに、なぜBottomlessまで行ってきたのか。
お金から自由であるために必要なことかもな、と考えまして、ココに記しておくことにします。
minimal coffeeの衝撃
まさかこんなフードコートにこんなウマいカプチーノがあるなんて。
minimal coffeeをgoogleマップから知り、訪問した時の衝撃は、鳥取の智頭でわざわざ白バラ牛乳を買いに行き、カプチーノかラテかは失念してしまいましたが、車に積んであるエスプレッソマシンでつくってくれた某氏のソレ以来です。
なんで普通に売っている明治の牛乳からこんなに美味いカプチーノができるんだ?
こんな驚きから、プロンポン駅にあるAIS D.C.というコワーキングスペースに向かう前に、わざわざminimal coffeeに行ってフードコートでカプチーノを頂く、ということをやっていました。
バンコクのフードコートに行くとうなずかれる方もいらっしゃると思いますが、ココはタイのローカルな食事を清潔な空間でいただける、という場所です。
ですから、あくまでもローカル食の範疇を出ないのであって、ここで「すんごく美味しい!」なんてことは求めてはいけません。
そこそこ、美味しい。それがフードコート。
僕は「今日は足を伸ばすのが大変だなー」などのやむを得ない事情を除き、フードコートよりも屋台や食堂を好みます。
フードコートよりもリーズナブルですし、人のぬくもりに出会えるからです。
だからその分、美味しく感じられます。
後片付けをして下さる方々がやる気なさそうにダラーンとしているのは、どのフードコートでも定番の光景ですし、コレは暑いバンコクならどんな飲食店でもほぼ同じでしょう(人によっては気持ちがいいやり取りをしていただけるのも、お店探しの楽しみだったりします)。
そこそこウマいが、それ以上を期待してはいけない。
そんな不文律がフードコートにはあるように感じられますが、だからこそminimal coffeeには興味を持ちました。
検索して知ったBottomlessの存在
あまりにウマかったこと、そしてスタッフの仕事が細やかだったことから、他にもminimal coffeeはないのか、調べてみました。
すると残念なことにこの1店舗だけ。
しかし、Googleマップに登場するminimal coffeeには、by Bottomless espresso barだったかな、こんな名称も添えられています。
そして、Bottomlessにたどり着いたのでした。
Bottomlessへの興味が増す
Roastというお店からはじまったといわれるバンコクのカフェブーム(コーヒーブーム?)ですが、ココに入ったことがなくともRootsというお店には行き、コーヒーを飲んだことがある僕です。
BottomlessのWEBサイトからもRootsに似た雰囲気を感じまして、それはコーヒー豆や自家焙煎へのこだわりというか主張というか、そういうものを含めた世界観でした。
バンコクで、失礼ながら仕事にはプロフェッショナルだとは感じられないタイ人の方が、こんな世界観をつくるために豆や自家焙煎にこだわるのか!
この人に興味を持ったんでしょうね、それでBottomlessには行ってみたいと思うようになったんです。
スタッフからBottomlessへの好きが伝わってくる
外観や内観がおしゃれでも、ドリンクや食事が美味しくても、なくなるお店はたくさんありますし、いつの間にか消えていたお店というのは、そういうハードで売り出しているお店だと僕は感じています。
価格勝負になってしまっているお店は、ドリンクも食事もハードで、ソフトがない。
しかし、生き続けるお店というのは、ハードがそこそこいいことはもちろんですが、ソフトがいいお店です。
Bottomlessのコーヒーはもちろん素晴らしいですし、実際に僕はココのカプチーノに衝撃を覚えているわけですが、だからといってスタッフが適当につくっていたら、こんなウマさにはならない。
仕事が丁寧だから、このウマさになる。
コーヒーが好きだ、Bottomlessが好きだ、という気持ちが、彼女たちの仕事から伝わってきて、それがカプチーノに表れているから、また行きたいとなるわけです。
正直、Bottomlessのスタッフからは、日本のサービス業一般と比べると、それほどキビキビと仕事をしているな、という感覚を抱きませんでしたが、、、
でも世界観は染み込んでいて、その一員として仕事をしているのでしょうね、コーヒーを飲んで一息つきたくなる、開放感がありゆるくてのんびりできる空間が醸し出されています。
だから、お客さんによってはまた行きたくなる。この世界観の一員になりたい、とでもいうのかな、そういう人が通い続ける。
そういうお店であれば、お金から自由になれるんだと思います
毎月のテナント料や光熱費や人件費や税金が頭から離れる。
経済的な自由とはお金から自由になること、と僕は考えているのです。
そして、世界観をつくるのは人ですよね。
だから人にフォーカスするというか、商品やサービスを磨くと同時に、人を磨くことも大事になってくると感じています。自由であるために。
購買の意思決定は人で決まる。自分を含めた人を磨くことが自由への扉である。
と締めくくっておきまして、自分への備忘録にしたいと思います。
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