ボスポラスエキスプレス!魔の電車。
生まれてからおそらく一番の苦痛。ボスポラスエキスプレス。イスタンブルはスィルケジ駅からハンガリーはブダペストまで結ぶ列車。その時間、およそ36時間。きっと車内販売とかあるよなぁ、と思っていたのが甘かった。何もない。
生まれてからおそらく一番の苦痛。ボスポラスエキスプレス。イスタンブルはスィルケジ駅からハンガリーはブダペストまで結ぶ列車。その時間、およそ36時間。きっと車内販売とかあるよなぁ、と思っていたのが甘かった。何もない。
「コンコンコン!」シャワーを浴びて荷造りする私たちは、ドアを振り返る。「ハイ」カズミがドアを開けると、いつもに増して不気味な表情を浮かべるメスットがドアのそばに立っていた。
その日、イスタンブルはやや雲があった。朝、ユーヌスエムレの玄関口に出てみると・・・。「オノさん?」カズミとの再開だ。
ついにイスタンブルに到着。例によって、バス折場からどう地下鉄に行けばいいのかわからず、うろうろと。フスヌやファチフの警告が頭をよぎる。