スキルにフォーカス

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ダイレクト出版の寺本さんが事ある毎に話していたこと。
それは、「スキルにフォーカス」という言葉。せっかちに成果を求めようとする僕にとってこの言葉は横道にそれようとする僕のブレーキにもなり、そして同時にレジを鳴らすセールスコピーライティングのスキルアップへのアクセルにもなりました。このシンプルな言葉に隠された成功法則。それを知りたい人は他にいませんか?

セールスコピーのスキルを獲得し、レジを鳴らせるようなレベルにまで高めることができ、さらにそのスキルを伸ばし続けることができている秘密の一つに、寺本さんが常に話していた言葉があります。

それはダイレクト出版さんのメルマガでも割とよく登場しますが、

「スキルにフォーカス」

という言葉です。この言葉を脳が覚えているので、僕は今でも「自分の人生を自分でコントロールする」という方向に、正しく歩むことができています。「レジを鳴らせ」とか「顧客の尻に火をつけろ」とか、僕が常に呟くような言葉はいろいろありますが、この中でも「スキルにフォーカス」は成功法則のような言葉です。自分の脳に向けての言葉というか、自分を客観視する事が出来る言葉でもあります。

このスキルにフォーカスという言葉、実は最初はよく意味がわかっていませんでした。スキルアップをすることに集中しなさい、というのはわかるのですが、それをするために収入目標は立てるな、とも言っているんですよね。

もう少し先の話になりますが、2014年になった1月、ダイレクト出版さんのメルマガを見ていると、寺本さんが「2014年の年収目標はまだ立てるな」と書いていました。ちょうどその時、2013年はスキルにフォーカスでやってきたから2014年は年収目標立てていいかな、と思って何やら書き込もうとしていた時だったので(書いていたかもしれませんが・・・)、かなりビビった記憶があります。寺本さんはオレの脳を見抜いている!という感じですね。

寺本さんが言うに、ここで年収目標を立ててしまうと、その年収を得るには今伸ばそうとしているセールスコピーのスキルじゃなくても達成できるわけだから、スキルアップできない、というわけです。

なるほどな、と思いつつも、年収を得るためにそのスキルを伸ばしたいとも言えるわけだから、両立できるでしょう、とも思っていました。今では、寺本さんの言うことはよくわかるんですけどね。当時はわかりませんでした。

実はわかるようになったのも、コピーライティングのスキルアップにフォーカスし続けた結果なんです、そういえば。セールスレターの課題とか依頼をこなすために脳科学をリサーチしたことがあったのですが、この時に「脳はコンフォートゾーンを好む」「脳は変化を好まない」「脳はラクをしようとする」というような脳の性質に気付いたわけなのですが、

年収目標とか収入目標を立ててしまうと、セールスコピーのスキルアップという、ある意味地味な毎日の修行よりもラクに収入を得られる方法を脳が探してしまうのです。インターネット見たりしたら、「秒速で億を稼ぐ」とかいうバナーに目が行ってしまうとか。まさにゴールとか目標を設定したら、脳はそこに自動的照準を当てるという、非常に優れたオートフォーカス機能を持っているんですよね。

寺本さんはコレをよく知っているんだと思います。年収目標を立てた結果、そこに脳がフォーカスしてしまい、コレは何のスキルであっても達成できるわけですから、セールスコピーのスキルよりもラクなスキルとか方法とかノウハウとかテクニックを脳が探し、結果的にふらふらしてしまって脳が疲弊し、コンフォートゾーンから抜けられずに(というか脳はソレを意図しているんですけどね)、年収目標を達成できない、そして何のスキルも得ていない、というわけです。

今でこそセールスコピーのおかげで脳の仕組みがわかりますから、寺本さんがなぜ「スキルにフォーカス」と言い続けているのかはよくわかります。しかし当時はわかっていなかったわけです。

ではいったいなぜ、年収目標をいったん書きだしたにも関わらず、ソレを消して(というか小さめに書いておくにとどめて)「スキルにフォーカス」できたかというと、

2013年はこの言葉のおかげで実際に成果を出すことができたからだと思います。

ある意味、寺本さんの言葉を実行したら成果が出たので、もう寺本さんの言うことは正解だから、ソレは盲目的に信じようと、そんな感じだったんですよね。

ここ、スゴく大切で・・・なぜなら、脳科学的にもうまい具合にスキルにフォーカスできているんです、つまり、「寺本さんの言うことを聞きさえすればいい」というのは脳にとってラクなんです。考えなくていいので。

あ~どうすればスキルアップできるかな?って考えるのって、結構大変だし実際にエネルギー使います。脳が疲弊しますから。

しかし

寺本さんの言うことを聞いてソレを実行してやり続けさえすればいいんだ、となると脳はパブロフの犬のように条件反射で行動してくれますから、疲弊しないんですよね。つまり脳にとってコンフォートゾーンなんです、ある意味。

だから、僕はうまくスキルにフォーカスできているんだな、と思います。

幸運かもしれません。多くの人は、というか大多数の人は「こうしよう」と決めても成果を出す前に諦めてしまうので。でも僕は成果を出せたんですよね。コレは大きかった。だから、スゴく好循環が加速したんだと思います。自分でも信じれらないほどの変化を生み出せているので。

ちなみに

2014年の2月にアプレンティス2期の第1回があり、その懇親会の場で寺本さんにこう聞きました。

「寺本さんの言うとおり、年収目標は立てずにスキルにフォーカスしているのですが、実際に成果を出せるセールスレターを書けるように変化してきたことを感じています。そしてお金は結果的に向こうから来るものなんじゃないか?と思うようになりました。だから年収目標というのはスキルにフォーカスの結果、達成しているものなんじゃないか、とふと気付きました。寺本さんが言う、スキルにフォーカスの意図はここにあるのかな、と思いましたが、どうですか?」

すると、「その通りです」とのこと。

僕は今でもスキルにフォーカスと毎朝毎晩ビジュアライズ時に読み上げていますが、ホントにスキルにフォーカスすると、結果的に収入が増えます。もちろん、そんなに単純な話ではないのですが(実際、単純にスキルにフォーカスとつぶやき続けるだけだとちょっと違うかもしれません)、少なくともブレずにまっすぐ、生活のすべてを「セールスコピーでレジを鳴らすにはどうすればいいか?」にフォーカスすることができているわけです。だから、常にスキルアップし続けることができているわけですね。いろんな分野のコピーにも挑戦するし、インフォ・ビジネスにも挑戦するし、ブログも毎日更新し続けているし、写経も毎日行っている。

もう一歩踏み込みと、ゴールありきなんですよね。ゴールがなかったら、スキルにフォーカスも難しいでしょう。

ではゴールはどう設定するのか?

それは、コア・バリューを知ることです。コレは、もう少し後にお話しますね。

次章は、レジを鳴らせ!です。

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