すでに神奈川におりまして、コレこそ日本ならではの体験ではないか、と僕が感じているジャパニーズ四季の最高傑作、冬を堪能しています。
世界中の冬を体験したわけではないですし、正直片手で数える程度の国で冬を過ごしたのみですが、日本で誇れるものはなんですかと聞かれたら、冬の空と空気、と答えるほどに日本の冬を好みます。
1年に1度だけ日本で親孝行すればいいかなぁ、とふと思った時、それは12月で決定だな、と確信してしまうほどに僕は冬にハマっているのですが、済んだ空気を楽しみながらはるか遠くまで見通せる景色も楽しめるこの季節には、ほかの季節にはない美しさがあると感じておりまして。
と言いながら実は、、、スキーや雑炊などが好きなだけかもしれませんが。
まあ、人恋しくなる季節だと僕は感じています。
さて今日は時系列がごっちゃ混ぜのSF的な雰囲気の話になるのですが、バンコク香港間の機内で観たスタートレックBEYONDに着想を得て、BEYONDな人について書いてみようと思います。
スタートレックBEYONDは踏まえて乗り越える物語
スタートレック自体はじめてみたのですが、今回のスタートレックは「このままエンタープライズ号に乗り続けていいのだろうか?」と悩む主役の2人が、結局のところ乗り続ける選択をする、踏まえて乗り越えるアウフヘーベンな話だな、と僕は思いました。
物語自体は英語音声で中国語字幕で観ていたので、どんな話なのかを書くことはできないのですが、、、ああだからBEYONDなのかと感じる程度には物語が入ってきた感はあります。
変化し続けることに踏み込んでいくBEYONDな人たち
この主人公たちもそうですが、神奈川に戻ってきてからチクテベーカリーというパン屋さんに訪問する機会がありまして、ココでもBEYONDな人だな、と感じた体験がありました。
妹に「シュトーレンを買ってきて」と頼まれ、いやー妹の言うことなんて当てにならないし、どうせSNSで有名店なだけでしょ、と穿った見方をしていたのですが、、、
チクテベーカリーをリサーチするとなかなかの長い期間、人々に愛されているお店だと知りまして、その店主に興味を持ちました。
人気店になるとパンの素材や焼き方、立地や売り方などなど固定化してしまうお店がどちらかと言うと多いのかなぁ、と僕は感じているのですが、このお店は素材や商品などなど変化し続けている、店主の好む「粉と水と塩でシンプルなパン」を追求し続けている雰囲気が、インタビュー記事やWEBサイトなどなどから感じられました。
そこで興味を持って、シュトーレンを買いに行き、運良く抽選に参加することができ、さらに運良く抽選に当たり、シュトーレンを入手し、、、ほかのパンも購入して実家に持ち帰ったのですが、、、
4,000円のシュトーレンをまた並んで買ってもいいかな、抽選であっても、と思える程度には、味わいと価格、体験に、生き方を感じさせるものがありました。
濃ゆい関係性は自分を全うしてBEYONDし続けることで、それをつくる資格を得る
チクテベーカリーとの出会いは僕にとってリピート確定のパン屋さんだったわけですが、同じようなBEYONDを感じるパン屋さんに、パルムドールというお店があります。
ココのパン屋さんの店主の話を調べてみると、「美味しいという記憶は残るんだけど、どういう味だったかは忘れてしまう。だからもう一度食べてみたい」、そんなパンをつくることだそうです。
パルムドールもチクテベーカリーも、パンそのものへの興味が、こだわりという形で反映されていて、それを好む人だけがリピートする。
リピートしてください、なんていう必要はなくて、自分のこだわりをパンに込めることで、僕のような人が集まってくる。
だから一日に販売できる個数は決まっているし、売り切れたらその日は閉店。
だからって次の日にもっとつくろうとはならない。
自分ができることにやるべきことに全うした結果、より良いパンというものが見えてきて、その姿に向けて素材やつくり方、立地や売り方を変化させていく。
その結果、人と人との濃ゆい関係性が生まれ、育まれていく。
こういう世界っていいよなぁ、と感じたわけです。
そのためには、濃ゆい関係性を生むには、自分自身を知ってそれを全うすることが必須であることも。
シンクロニシティにフタをしない
ちょうど12月に入ってから、パン屋さん体験をはじめ、BEYONDという単語に触れる機会が何回かありました。
スタートレックBEYONDとアニメーション作成ツールVyond、そして和佐木坂サロンでの木坂さんによるBEYOND投稿。
こういうのっていわゆるシンクロニシティ、共時性と言われるものだと思うのですが、コレを偶然と片付けるのではなく、何かが僕に気づきを与えてくれようとしているのではないか、と考える。
虫の知らせ的な、、、そんな感じです。
僕は偶然というものは早々ないんじゃないかと考えていて、村上龍じゃないですけど、起こってしまったことは全ていいことだ、という考えが近いのかな、そんなふうに考えています。
コレにフタをしないで自分ごとと捉え、考えや行動を見直し、変化させるキッカケとすること。
自分との対話が必要なわけですが、自分を知っているからこそ思いつきではない根拠のある対話ができる。
そんなことに気づいた、冬のひとときでした。
P.S.
チクテベーカリーについて書いたコメントはこちら。
パルムドールはこちら。
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