シンガポールに行ってきました。
当初はシンガポールに2泊して、その後はクアラルンプールで2泊の予定だったのですが、
長男次男の面倒を見てくれる妻の従兄弟、通称おかまのToonが病院で療養中となり、スケジュールが変更となりました。
妻は妹や親族と一緒にお寿司屋さんをプラプラデーンというところではじめたので、バンコクにいる間は僕がお母さん役もお父さん役も担うことになります。
KIGOの島田さんがいうに、母親の役割は6歳までで終わり、その後は父親の役割が必要になってくると。
長男と次男の育ち方の違いを目の当たりにしているので、それは確かに、と頷いています。
さて、シンガポール。
この国に入国したのは今回が初めてで、過去にはチャンギ空港を乗り継ぎで散策した程度でした。
タイに通いはじめた頃は、関空発バンコク経由シンガポール行きのシンガポール航空を利用しておりまして、そのフランクなサービスの良さは、グランドスタッフからもフライトアテンダントからも、そしてチャンギ空港からも感じていました。
乗り継ぎが数時間になっても空港を楽しめるよう、緑があり、映画館があり、ナイトサファリツアーがある。
そのサービス力とでもいうのかな、国の姿勢が空港から感じることができて、すごいな、と感じたことを覚えています。
そして今回、初めて入国してセントーサ島に宿泊し、今日はマリーナベイ・サンズとマーライオンのそばで従兄弟を交えて昼食をしたのですが、国全体があるテーマを持ってデザインされていると打ちのめされた感がありました。
両替は空港で観察したのみですが、両替コミッションが無料で、しかも空港でもレートが良い。
このあたり、バンコクや上海、成田や羽田とは異なります。
気持ちよく両替してもらい、シンガポールの観光施設や飲食施設、宿泊施設に気持ちよくお金を使ってほしい、そんな感覚を覚えました。
タクシーは安価で、僕の感覚値では日本の半額以下、タクシーの配車アプリであるGrabを使うとタクシーのさらに半額程度。
ともにクレジットカードが使え、VISAやmasterだけではなく、AMEXなど様々なカードが使えます。
街で現金を使うことは基本ありませんとはシンガポールの大学に企業留学している従兄弟の話ですが、このあたりは最近体験したスイスのチューリッヒと近い雰囲気を感じました。
観光に必要なインフラをデザインし、気持ちよくお金を使って楽しんでもらえるようにデザインしている。
僕が通った場所に限りますが、タクシーから眺める景観は壮観なものでして、広い道路の両脇に並ぶ高いビルとビルとの谷間が美しいんです。
マリーナベイ・サンズとマーライオンのエリアは青い空と青い海に映えるよう建築物が設計されているようで、なんとなくつくっていったらこんな風にはならないんじゃないかな、という具合に洗練されています。
セントーサ島の沖縄のようなきれいな海のビーチで再新再生をやったのですが、その前後にsophisticate、洗練というキーワードが登場し、まさにシンガポールはsophisticateされているんだな、と帰りのGrabタクシーで言葉になりました。
僕はバンコクで暮らしていると、つくづくこの街はプロフェッショナルに欠けるな、と感じています。
人はいいし、子どもに優しいし、暮らしやすいけれど、仕事に関しては平均点が高くない。
シンガポールの場合は仕事への信頼感があるというか。
国の方針が違えば飛行機で2時間30分の同じ南国でも、こんなに違うものなんだな、また来てみようかな、今度はローカルを体験しようかな、と感じさせてくれた1泊2日のシンガポールでした。
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