写経の開始。そして写経の習慣化で使った秘密

レジを鳴らせ!
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ダン・ケネディや寺本さんが、写経はやるべき。
そう言っていたことから、12週間コピーライティング実践プログラムの初期に1本写経をしたものの、あまりに時間がかかり指が痛くシンドいのでそれ以来やっていなかった写経。しかし、アプレンティス1回目の課題をやり始めた時に写経も毎朝の習慣とすることに挑戦。やはりなかなかコレを持続させるのはシンドい・・・と考えた時に閃いた継続する方法。コレをやるだけで習慣化に成功した秘密。

セールスコピーライティングを学ぼうと決意する人が一度は耳にして、一度は試したことがある学習方法。ソレが写経だと思います。写経とは言い得て妙だな、と思いますが、まさに般若心経を写経するかのように、スワイプファイルとしての売れたセールスレターを手書きで書き写していくことで、その言葉のリズムや論理展開が身体を通じて脳に刻み込まれていくという、今ならよくわかりますが、とても科学的な学習方法です。

12週間コピーライティング実践プログラムに付属されている2つのスワイプファイル、ゲイリー・ハルバートの「Amazing Diet」とウォール・ストリート・ジャーナルの「Two Young Men」、このうち「Two Young Men」を手書きで写経したら、とんでもなく時間がかかり(確か2時間以上かかりました。寺本さんは音声で1時間30分と言っていたのですが・・・)、かつペンを握る指が痛いので、、、こんな修行はシンドいと思い、1本書いて以来写経をすることはありませんでした。

しかし、その後

「もっと上手くもっと早くコピーを書けるようになりたければ潜在意識を鍛えることだ」、と『8つのビッグ・アイディア』でダン・ケネディがゲイリー・ハルバートから習ったことを知ったこと(つまり写経をすることで潜在意識を鍛えることができる)と、アプレンティスで課題が出され、いよいよセールスレターを書いて提出しなければならない(だったらいいものを出したい)という状況になったとき、

写経の習慣化に挑戦することを決めました。ダン・ケネディが「手書きでセールスレターを100本書き写した人はアメリカで10人もいない(5にんだったかな・・・)と思いますよ」と言っていたことにヒントを得て、100本書くことを目標にしました。

それで、毎朝のガストで行う作業をルーチン化しました。朝ごはんを食べ、まず写経を行い、その後でアプレンティスで出された課題のリサーチを行う。この作業だけを2ヶ月くらいは続けたと思います。平日毎朝です。

行動を習慣化するとき、かなり難関だったのが写経を続けることのシンドさだったのですが・・・コレはふと閃いた方法を使ってみました。

その方法とは何かというと

セールスレターのパーツを写経することです。たとえばブレットとかヘッドラインとか、クロージングとかですね。

写経の何がシンドいかというと、指が痛くなるというのもそうなのですが、1本丸々書ききるというのがシンドいんですよね。特に写経のやり始めは、1本丸々書ききらないと達成感がないというかやりきった感がないというか、「1本書かないと意味が無いんじゃないか」と思ってしまっていたので、コレが僕の写経に向かわせる行動にブレーキをかけていたことに気づきました。

今となっては書ききらずとも、数日に分けてやればいいと考えられるようになりましたが、当時はそうじゃなかったんですよね。やるならその日のうちに書ききらないとならない、って考えていました。

セールスレターのパーツを写経する場合、それこそ1分とか2分あれば「書き切ること」ができます。我ながら名案だと思いました。思わずニヤリとガストで含み笑いしていましたね。「オレ、センスある」とか呟きながら。

実際、このパーツの写経はアタリました。毎日続けられるようになったんです。脳は短期的に記憶しておかなければならない「メモリ」がいっぱいになると疲弊して作動しなくなるらしいのですが、このパーツ写経の場合は書き切ることができるので、「明日はここからやらなければならない」というふうにメモリを使う必要がない。だから、ストレスがないんです。

今でこそ、8ページもののセールスレターを何回かに分けて行っても脳の短期メモリはいっぱいになりませんが、当時はソレができなかったんですね。どうも気になってしまい、脳が何やら考えてしまい、頭がグルグル回るというか。要はシンドいわけです。

写経の習慣化が成功した秘訣は、自分の脳の欲求である「書ききりたい」に逆らわず、書ききれるパーツの写経を始めたことです。

習慣化の秘訣は1つずつ脳をダマしていくことなのですが、ココで一気に変えようとするとまずうまくいきません。それこそ、天地がひっくり返るほどの環境変化に直面した場合は話が違うかもしれませんが、脳とはそういうものです(このあたり、チップ・ハースとダン・ハース兄弟の『スイッチ!』とか、ケリー・マクゴニガルの『スタンフォードの自分を変える教室』を読むと参考になるかもしれません。要は脳科学を学ぶとわかります)。

写経する、という行動を習慣化したい場合、まず写経するという行動をどう自分が定義しているかを具体的にしてみるんですね。たとえば、「1本のセールスレターを休憩なしで手で書き写すことが写経だ」というように。実際、僕はこう思っていたわけです(今は違います)。

すると、「1本のセールスレター」「休憩なし」「手で書き写す」という3つが、僕の考える写経であるとわかります。

「手で書き写す」というのは写経を行う以上「絶対に必要」な行動なので、小野の習慣化理論(笑)から考えると、習慣化を行うにアタリ脳をダマスべきは「1本のセールスレター」と「休憩なし」ということです。

そこで、「休憩なし」という脳が欲する欲求を叶えてあげようと思った場合、「1本のセールスレター」をダマしてあげればいいわけです。

そしてココを僕は、「1本のパーツ」にしたということです。写経とは、「1本のパーツを休憩なしで手で書き写す」と定義しなおしました。

すると、ヘッドラインを1本書く度に、写経という行動目標を達成することになりますから、達成という報酬が書く度に得られるようになり、脳が喜びます。

コレ、ホントに喜びますよ。脳は達成報酬が大好きです。金銭の額そのものよりもソレを得たという感情的な報酬のほうが、脳にとってはパワーの源だと僕は思います。

それで、この写経を習慣化するときに成功すると、今度は何をしたかというと、また写経という言葉を定義しなおしました。

「1本のセールスレターを休憩ありで手で書き写すことが写経だ」

という風に。

すでに手で書き写すという行動は習慣化されていますから、コレはもう簡単です。実際、セールスレターを実戦で使いはじめると、論理展開とかフレーズを求めるようになります。これらの引き出しを増やさないと、「もっと上手くもっと早く」セールスレターを書けるようにならないな、と気づいたので、

確か2013年の10月ころからはパーツの写経ではなく、セールスレターそのものの写経に切り替えたと思います。

写経を習慣化したいなら、僕のとった方法を試してみるといいかもしれません。

うまくいったかどうか、ぜひ感想をお聞かせください。

次章は、hajimariとレネゲイド・ミリオネア・システムです。時期をおかずドクターモルツのイメージプログラムも購入するのですが、僕のセルフイメージ構築に役立った音声プログラムがコレです。

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