コミュニティの定義が曖昧なので、調べてみた。

引き算の卓越ブログ
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コミュニティとはつまり?

こんな質問をされたら、どう答えますか?

僕は「共同体」とか「集合体」とか、もしくは読みのままに「コミュニティ」とか、そんなふうに回答していましたが、コレって辞書の言葉を借りたというか、僕としては薄っぺらくて、腑に落ちた感がない。

ビジネスモデルの形式として、オンラインコミュニティというものが推奨されたり、これからはコミュニティの時代だと言われたり、そんなコトを耳にする機会が増えたので、コミュニティの定義を調べてみようと考えました。

コミュニティを辞書で調べてみると…

あなたにとってコミュニティってどんなもの?

Googleで「community 意味」で検索してみると、一番上にWeblioのページがヒットしましたので引用すると

(利害・宗教・国籍・文化などを共有する)共同社会、共同体、コミュニティー、地域社会、(大きな社会の中で共通の特徴を持つ)集団、社会、…界、(利害などを共有する)国家群、一般社会、公衆

https://ejje.weblio.jp/content/community

・・・とありました。

次にWikipediaを見てみると

1. コミュニティ(英語:community):英語で「共同体」を意味する語に由来。同じ地域に居住して利害を共にし、政治・経済・風俗などにおいて深く結びついている人々の集まり(社会)のこと(地域共同体)。日本語では「地域共同体」が「地域社会」をも意味し得うるため、転じて国際的な連帯やインターネット上の集まりなども「共同体」あるいは「コミュニティ」と呼ばれる(例:欧州共同体、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体、アフリカ連合、米州機構、東アジア共同体(計画中)、国際航空通信共同体)。地域の共同体であることよりも地域住民の相互性を強調する場合、地域コミュニティとカタカナ表記する場合も多い。

2. ゲマインシャフト(ドイツ語:Gemeinschaft):ドイツ語で「共同体」を意味する語に由来。地縁、血縁、友情などにより自然発生した有機的な社会集団のこと。共同体組織。共同社会。ドイツの社会学者、フェルディナント・テンニースが、ゲゼルシャフト(ドイツ語:Gesellschaft、機能体組織、利益社会)の対概念として提唱したもの。近代以降の社会や組織の性格を考える上で広く受け容れられている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/共同体

コミュニティに必要なのは縁、かな

コミュニティには愛がある、と宣言するには幼いですわ…

「同じ地域に居住して利害を共にし」には正直ピンとこないのですが、たぶんそれは、そこに住みたいから住むという人よりも、仕方がないから住んでいるという人のほうが目についていたからかもしれません。

ホントは嫌なんだけど、もしくはホントは近所付き合いしたくないんだけど、仕方がないかーみたいな。

仕事とプライベートを分けて考える、ということができない僕にしてみれば、納得です。

同じ地域に住むということは、ゴミ出しや近辺の清掃などで利害を共にしている、ということになるのでしょうが、、、こういう効率のような利害を共にする共同体をコミュニティと定義することに、僕はピンとこないのだと思います。

ということは、僕はコミュニティというものを考えるとき、論理的ではないコトに重きを置いているのかなと気づきます。

情緒的というか、効率とか利便性とか論理ではない部分。

すると、Wikipediaの2つ目、ドイツ語で言うゲマインシャフトの意味する、地縁、血縁、友情などにより自然発生した有機的な社会集団、のほうが、僕が思うコミュニティに近いかも、と感じました。

縁を感じあう人たちが集う空間がコミュニティ。

ちょっと僕なりのコミュニティの定義が近づいてきたように思います。

コミュニティを別の単語で表すと?

オレ
オレ

だから、「1億円を稼ぐオンラインコミュニティ」とかにピンとこないのか!

僕が定義するコミュニティに必要なコトが「縁を感じあう人たちが集う空間」だとすると、なぜ1億円を稼ぐとか10億円企業をつくろうとか、集客を仕組み化しようなどの集まりをコミュニティと呼ぶことに、僕は違和感を感じていたのか?

謎が解けました。

私見ではありますが、人が集まることは機能的な目的よりも、縁を感じあうというような情緒的な目的があってこそ、と考えているからです。

機能的な目的って、客観的な達成基準が数値化されると思うんです。

ということは、数値が達成されたら終わりじゃないですか。

コミュニティってどちらかというと運命共同体的なニュアンスで僕は考えていて、運命共同体なのに数字を達成したらサヨウナラってなんか違うよなぁ・・・って感じていたのだと思います。

そういう意味では・・・僕にとってコミュニティというものは、家族と同義なのかもしれません。

家族とは、夫婦関係とか血縁上の親子関係とかの形式に関わらず、どこかで深く結びついているような縁を感じるものだと、僕は考えています。

そこで次回は家族の定義について、書いてみようと思います。

Ed Sheeran – Photograph (Official Music Video)
次回のブログはこんな感じの雰囲気で書こうかと。

コメント

  1. […] コミュニティの定義が曖昧なので、調べてみた。コミュニティとは何?「共同体」とか「集合体」とか、もしくは読みのままに「コミュニティ」とか?ビジネスモデルとしてオンライン […]

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