「なんで君は日本のパスポートなのに、子どもたちはタイのパスポートなんだ?」
とタイのパスポートコントロールではじめて詰め寄られ、え、まさかこんな質問されるとは、と思いつつも確かにな、、、オレが子どもを誘拐しようと考えているのかもしれないな、、、でも、なんて答えていいのかわからないな、、、
とアワアワしていると、長男がズイと歩み出てきました。
それを見た審査官は、「お、コイツはタイ語ができそうだぞ」と見て取って、何やら質問を開始。
時折次男も回答に加わって、僕以外の4人、、、審査官と呼ばれてやってきた特別審査官ぽい女性、長男次男は談笑。
で、たまに審査官が僕にキッと目を向けて、いつ帰ってくるんですか?香港までのチケットしかないけど東京へ行くのではないのですか?なぜタイのビザがないのですか?などなど質問をしてきます。
え、長男からすでに答えを聞いているくせに、、、コレはオレが本当に父親なのかを確かめようとしているんだなと居住まいを正しまして、アワアワ回答。
だって、、、コレ、審査官がスタンプを押さなかったら出国できないってことですよ?
長男次男はともかく、オレは出国できなかったら、どこに連れて行かれるの?
妻から子どもたちを引き離そうなんて画策するとこういうこともありえるのか、、、と勉強しながら、ちょっと息をついては次の質問がやってくるので、
寿命が縮むとはこのことだな、と納得です。
帰りのEチケットをGoogleドライブにオフライン保存したことも失念するほどの慌てぶりでして、僕たちの後ろに並ぶ日本人をはじめとする皆さんにはきっと、「コイツ、誘拐犯かもしれない、、、」なんて思われたことは間違いないでしょうが、
長男の機転で出国できました。
それで今、コレを書いています。
キャセイパシフィックのスタッフに「長男次男ともラウンジに入れさせてください」とお願いしたことが幸いしたのか3人ともラウンジに招待してくれまして、長男次男はヌードルバーのアメリカンブレックファストで喜んでいます。
ワンワールドのサファイア会員だと、通常は同行者1名だけなんです、ラウンジに招待できるのは。
長男次男と3人で日本に行くというのは、一人の時では想像もしなかったことが起こり、普段考えないことを考えるのでいいリフレッシュになります。
同時にこんなに長男次男は成長しているのか、とも感じられる時間です。
実家に着いたら父と母に、オレも親になったと今さらながら伝えてみようかな…
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