香港ガール!

一人旅のススメ
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久しぶりに、バンコクをフラフラと歩く。

航空券の関係で、再びエラワントラベルサービスへ。
そこで、カンボジアまでの航空券とバンコクー成田間の
1年オープンチケットの相談を。
やはり、SARSの影響で欠航が多く出ているようで、
一番安いチケットだと、週1便しかないので、ちょっと不安。

その後、シティバンクに電話して、
オンラインバンキング用のパスワードの再確認。

で、時間も結構あったので、プラトゥナーム市場付近から、
歩いてみみさん宅へ帰ることに。

「ナナ」というBTS(高架鉄道)の駅があるのですが、
そこでかなりの怪しいマッサージの勧誘を受ける。

精神的に疲れていたのか、「ああ、しんどいなぁ」
と思いながら歩いていると、
前にいた女性が突然振り返って、
怪しげな日本語で話し掛けてくる。

「日本語 勉強 してます。」
「???????」
(かばんから本を取り出して)
「Japanese Japanese」
「日本語話せるの?」
「日本語 少し 話せる。」

すると、けたけた笑い出し、通行人に
自分の日傘をぶつける始末。

「いつから タイに もごもごもご」
「え、何?」
「You いつからwhen タイに いるの?」
「エーと、5月14日からかな。」
「??????????????」
「fourteenth May ,I arrived at Thailand.」
「うぉーう!two weeks!」

で、またけたけた笑い出し、バンバン私の腕をたたく。

「どこから来たの?」
「香港!」
「両親はチャイニーズ?」
「ママがチャイニーズで、パパがタイランド。」

「あなた どこ いくの?」
「俺?俺は、トンローだよ。君は?」
「日本の 本を 買う」
「ふーん。」
「How old are you?」
「エーと、I’m 28years old.」
「私も、28歳!」
「タイにどれくらいいるの?」
「5days。my first タイだからよく わからなくて。」
「香港では何しているの?」
「student!日本の 勉強している。 日本語 難しい。」

「ところで あなた どこ行く?」
・・・おいおいまたかよ。けたけた笑って、
ビールでも飲んでいるんじゃないだろうな。
「Hey you! Listen to my voice! I’ll go to Thong lo!!!」

で、またけたけた笑い出し・・・

「you look like タイ人 顔の形」
「本当かよ。どこから見ても日本人じゃないかよ。」

・・・でもこいつなんで、俺がタイ人に見えてたくせに、
日本語の勉強してるなんていってきたんだ?

タイの暑さに慣れないのか、私以上に汗をかいて、
もしかしたらおかしな笑いは暑さにやられたせいかも、
と思うように。

「どこ行くの?」
「だから、トンローだっていってるだろ?」
「違う。Where are you going next Thailand?」
「I’m going to Greece and Turkey.」
「あなた ギリシャ ?????」
「You will go to Greece.」
「me!? with you!?」

おいおい、何いってんだよ。

「No! In English, you will go to Greece,
in Japanese, あなたはギリシャに行くのですね、だよ!」
「オーウ!あなたはギリシャに行くのです ね。」

本屋があるエンポリウムが見えてきたので、
「Nice to see you. bye.」
とけたけた笑って、いってしまいました。

しばらく歩いていると、なんか不安に。
・・・まさかあの調子でエンポリウムなんかに入って、
ぶっ倒れたりしてないだろうな・・・。
結局エンポリウムまで戻ることに。

そうしたら、マレーシア人が怪しい日本語を操る
女の子をつれて話し掛けてくる。
妹が日本に行きたいのだけど、ビザが取れないから、
何とかかんとかいって、明日の食事どう?
といってくる。
あまりに胡散臭いので、友達探してるから、
といって、その場を離れる。
握手した手が、涼しい顔の割に妙に汗ばんでいたので、
ぼったくり系だな、と半ば確信。

結局香港ガールは見つからず、
帰ることに。

帰りに寄ったコンビニで、女の子の胸に
肘があたってしまい(向こうが突進してきたのです!)、
なんか知らないけどにらまれてしまって、
タイの子って、シャイなんだなぁ、と思いながら、
疲れがさらに出てきてしまって、
今日は、もう外に出るのをやめよう、と決めたのでした。

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