ロドスの夜と麗しきギリシャ男性。そして、怪しすぎるトルコ人。

一人旅のススメ
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夕べのロドスの夜は、楽しかったなぁ。

「タベルナ コスタス」というお店に行き、
ギリシャ料理の「ムサカ」をいただく。
これは、えーと、挽き肉とかジャガイモなんかが
層重ねになっている、煮込み兼ラザニアといった
ところでしょうか。

これが、ボリュームあって、おいしいんですね。

結構人気の店らしく、2階部分がオープンテラス気味に
なっているようですね。

嬉しかったのが、多分オーナーのコスタスの振る舞い!
彼がねぇ、かっこいいんですよ!
注文を取った後に軽く私の肩をたたく行為や、
ムサカが出来るまでもう少し待って、
といって持ってきたパンとサラダの出し方。

これは、彼に会うためだけに通いたいくらいですよ(笑)。

食後にグリークコーヒーまでサービスしてくれて、
もっとロドスにいたくなっちゃいました。

コスタスの店を出てからは、
なんか「新鮮オレンジジュースおいしいよ」とか
騒いでいるギリシャ人に誘われ、
オープンカフェのタベルナでコーラを飲む。
彼がいろいろと芸を披露してくれて、
ますますロドスに残りたくなっちゃいましたね。

さてさて。

今日は6時に起きて、トルコはマルマリス行きの船へ。
1時間30分くらいでトルコに上陸。
簡単なパスポートチェックの後、いよいよ入国。

マルマリスはリゾート地なのですが、
バカンスの欧米人があまりに多いですね。
当初は地中海沿岸をバスで移動しようと思ったのですが、
「ヒューマンな体験がしたいなぁ」
と思って、急遽アンカラ経由でカッパドキアのギョレメに
向かうことを決意。

アンカラ行きが21時発だったので、
しばらく日光浴をしてから、食事をすることに。
ここで初めての「ケバブ」体験。
「アダナ ケバブ」というちょっとピリカラなものを
頼んだのですが、これが美味しい!
ギリシャでも感じたのですが、
とにかくここら辺は野菜が美味しいのですね。

ウェイターとおしゃべりしながら食べたのですが、
彼が食べていた「グリーンサラダとピデ(インドのナンみたいなもの)
がまた美味しそうなんですよ。
これはいつか食べねば、と思いましたね。

この店がまたうさんくさくて。
表に張り出してある価格表と、
観光客に出すメニューの価格が違うんですね。
ウェイターと仲良くなってから、言いましたよ。
「なんで価格が違うんだよ」
「いや、これはね。色々ついているからだよ。パンとかサラダとか」

この店で3時間くらい時間を使わせてもらったので、
まぁいいや、とその店を出て再び海岸へ。

すると、またきましたよ。
いかにもうさんくさそうなジゴロ風のトルコ人が。

「君はマダムは好きか?」
「日本人の?」
「そうだよ。実はさ、俺日本人マダムと付き合っているんだよね。」
「へー、怪しいことしてないだろうね?」
「んふふ。」
「何だよ。その笑いは。」
「いや、実は彼女が妊娠しているんだよね。んふふ。」

何だよ、こいつは。でもキャラが面白いので、しばらく話す。

「君はハッシシやるか?」
「やらないよ。そんな簡単に手に入るの?」
「イエス!こう吸うとね、世界がくらくらとしてくるんだよ。」

なんかトルコに入ってから、こんな人ばっかりだ。

色々誘われたのですが、結局楽しい談笑で終わり、いよいよバスへ。

はい。ここでも隣が怪しく、落ち着きのないトルコ人でした。

こちらチラチラ見ているので、
ちょっと挨拶すると、自分のことをいろいろと話してくる。

「君は結婚しているのか?」
「いや、残念ながらまだだけど。あなたは?」
「俺か?うふ。結婚しているよ。でもね、
これから別の彼女に会いにアンカラに行くんだよ。
指輪してないだろ?これでOKなのさ!」
「そんなもんなんだ。」
「実は、他にももう一人いるんだよね。うふふ。」

イスラム教は一夫多妻制なのですが、
トルコの場合、建国の父アタテュルクが政教分離にした
関係で、一夫多妻制を廃止したらしいのですね。
それを、指差し帳を使って説明してくれました。

それにしても、トルコに入って一日目で、
結構濃い人間ばかりに出会ってるなぁ。

これからが楽しみです!(スイマセン。長くて。)

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