アプレンティス第2回で出された課題のウチ1つを選択。
そしてセールスレターを書き上げて提出したところ、採用されました。この採用されたセールスレターを書いた時に使った秘密が実はあるのですが・・・それはスワイプファイルではなく、ある型でした。
2013年のアプレンティス第2回は、第1回で出された課題のセールスレターをレビューするものでした。このレビューについては、第11章でお伝えしたとおりです。独りよがりっぽいですね、のような感想にガツンと来ました。
そしてこの第2回から、ダイレクト出版さんのセールスレターを書くことが課題として出されるという、まさに実戦で採用されるかどうかを試し、かつ採用されたら実際にダイレクト出版さんのセールスレターとして使われ、成約率がわかるという、「アプレンティス名物課題」がスタートしました。
この課題が発表された時は受講生の方々も目の色が変わりましたね。なぜなら、採用されて成果を出せば報酬がもらえる、というのも一つありますし、
なによりも実戦で自分の書いたセールスレターを試すことができるからです。
僕はこの課題を目の前にした時、一つ心に誓ったことがありまして、
それは、セールスレターを書くライティングのスキルアップのためにこそ、課題で採用されるセールスレターを作成しよう、と決めたことです。
まさに、寺本さんが言うところのスキルにフォーカスなのですが、コレは結構アプレンティス初期の方から寺本さんが言っていたりメルマガで書いていたりしたせいもあり、師の言うことは聞かないと、というような感じでかなり忠実に守っています(年収目標をまだ決めるな、とかですね)。
お金にフォーカスしてしまうと、上手く言えないのですが、ブレると思ったんですよね。セールスレターそのものに力を注ぎきらなくなるというか。脳がお金を獲得する方向に走ってしまう、と考えました。なぜなら、お金を稼ぐ方法は他にもたくさんあるので。
「お金を稼ぐ方法は他にもあるので、セールスレターに全力を尽くさなくてもいい」と脳は考えてしまうワケです。脳はマルチタスクが苦手ですから(というよりも出来ないと言われていますよね?)、お金を追いかけたらそっちに夢中になります。だから、セールスレター以外に稼ぐ方法があったらそっちを選択するわけです。
変な話かもしれませんが、
お金を獲得するためにセールスレターで成約率が高くなるものを書いて課題として提出する、
だといいものは作れず、
セールスレターで成約率が高くなるものを書くために課題に取り組み提出し、結果としてお金を獲得する
だといいものが作れると思ったんですよね。やっていることと得ているものは同じなのですが、目的と結果が違う。目的が大事だと思ったんです。脳は目的にフォーカスすると強いので。
だから、お金は喉から手に出るほどほしいのですが、僕は当時、「スキルにフォーカスだ」と常に言い続けていました。このスキルを身に付けなかったらルビコン川に飛び込んだ僕は後がないので。とはいえ、いい意味で肩の力は抜けていましたね。このスキルなら間違いない、という確信はあったんだと思います。
それで、成約率が高いものを作るか、そして採用されるか、を考えました。
寺本さんがあれだけスワイプファイルって大事だ、って言うんだからスワイプファイルを使って加工とは思ったのですが、
当時の僕はスワイプファイルをあまり持っておらず、使いかたも今ひとつわかっていない。
写経もパーツを書き写してはいたものの、セールスレター丸ごとは1本きりでしたから、どんな風に書こうか考えていました。
そんな時、金曜に受講していた受講生の方がしてくださった質問への回答、という形で、
アプレンティス受講生の専用掲示板にあるファイルがアップロードされました。
このファイル、何かというと
いわゆるQUESTフォーミュラの解説ファイルだったんですね。
QUESTとは・・・
Qualify:読み手を選別して絞り込み
Understand:理解と共感を得て
Education:読み手をあるべき姿へと教育し
Stimulate:読み手の尻に火をつけて欲求を強め
Transition:購入ボタンを押させる
・・・というセールスレターを書くときの、構成のセオリーです。
コレを見たら、あ、コレならセオリーだからすぐ使えそうと思い、その受講生の方に心のなかで「ありがとうございます」とお礼をし、ファイルの写経をはじめました。
そしてその後、選んだ自己啓発系のDVDをリサーチし、セールスレターを書きました。
このQUESTフォーミュラを使ったセールスレターはアプレンティス第3回のレビューを経て、寺本さんに指摘されたヘッドラインを「Go Negaive」に変えたことで、採用されました。
コレがアプレンティスで初めての採用です。発表は確か10月だったと思いますが、うれしかったです。
スワイプファイルを使わなきゃと思ってもどうすればいいかわからず、
そんな時受講生のおかげでQUESTフォーミュラを知り
コレもスワイプファイルの一種だろうということで(つまり、寺本さんはセオリーを重んじるということです)、使ってみたところ採用された、と。
成約率が出せるかどうかを試すには、まずアプレンティスで採用される必要がありますから、
採用されるためにどうするべきかを考えて行った行動が実を結んだ瞬間でした。
月並みな表現ですが、人間目標を設定し、逆算して行動すればその目標は達成できるんだな、ということに気づけたのは、とても僕にとって大きかったです。
次章では、会社をやめる決心とその根拠をお伝えします。
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