時差ボケは相変わらず継続中。
11時ごろ目覚めて、ずっとポケ−っと。
コンビニでタイカレーの冷凍物を買ってきて食べたくらいで、
何もしていないなぁ。
やばいよ、無気力症候群だよ。
でもまぁ、日記を読み返してみると、
結構日々いろんな経験をしていて、
ちょっとくらい休んでもいいかな、と変に納得。
「待てよ?これ、本当に俺の体験談か?」
と悩んでしまうくらい、無気力なのですが(笑)。
「俺にこんな経験できるわけないよね、へへへ。」
とへらへらしてしまっている程、駄目オトコですが(笑)。
「いや、逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ。」
とエヴァンゲリオン(おいおい)の某シーンのように、
なんとか正気を保っています(笑)。
さ、冗談はこれくらいにしておいて。
みみさんの仕事がかなりハードなようで、
この日のお帰りは24時過ぎ。
私はまったく眠くないので、というか
頭と身体はベルギータイムなので、
「さぁ、これからディナーとしゃれ込もうかな。」
という感じ。
みみさんとビールを飲みながら、みみさんの
話に耳を傾ける。
・・・やはり、この方深いです。
シンプルな言葉の中に、読みきれない深さがあって、
それはみみさんが経験してきたからこそ、
伝わる言葉であって。
「サミシイ人の話」や、「無心の話」。
いろいろ語ってくれたのですが、
特にうれしかったのは、次の話。
「私は小さいころから、目が悪かったのね。
でさ、会社で今井さんが真っ暗な中で鍵を
閉めようとしていたのね。」
「ほう。」
「デモさ、鍵穴が見つからなくて。
あたりまえだよね。暗闇の中で”みよう”と
しているんだから。で、言ったのよ。」
「なんて言ったんですか?」
「”みるんじゃないんだよ。”って。
見えないんだから、手で探せばいいのよね。
だから、私が鍵を探したらすぐ閉められたよ。」
「小さいころから目が悪くて、そりゃ小学生のころは、
メガネザルとか(笑)言われたね。
でもさ、目が見えないなら、努力するでしょ?
見えないなら他のやり方を考えるの。
だから目が悪いなら、他の部分が発達するのだと
思う。」
「そうですね。自分も耳が悪いじゃないですか?
だから、会話をするときは相手の口とか表情、
全体の雰囲気で推測しながら話をするんです。」
「私もさ、ストレスとかの関係で、耳が聞こえにくいときが
あるのね。そんなときはさ、相手の心に飛び込むの。
唇の動きを追うのは苦手なんだけど、
カオ全体の形から、気持ちを読んでいくの。
するとさ、相手の考えていることがわかるんだよね。
言葉で会話をするより、よっぽど面白いんだよ。」
「なんか、今感動しているんですけど。」
「なんで?」
「いや、実は今みみさんが話した言葉というのは、
自分の中で存在した言葉なんです。同じこと考えて
いたんですね。
それを、共有できている、というか、
他者の口から、耳に関する自分の気持ちが
聞けたということに、初めての経験だったかも、
ということがあって。」
みみさんは、気になったことがあるとそれを必ず
何らかの形に残します。
宗教に興味をもてば本とか読んで調べるし、
ある場所に興味をもてば、そこに行こうとするし。
ケンタロウさんが言うところの、
「手で観て、足で考えろ」
を実践している人なのですね。
常に本音で、ストレートしか投げません。
自分が経験してきたことだから、少ない言葉数なのに、
本当に重みがあって、
私には行間を読みきることができない。
ストレートなのに、読みきれない。
だから、みみさんの話を聞いた後の私は、
いっそう旅へのモチベーションが上がったのです。
知らないことをもっと経験したい、とか
知らない人にもっと出会いたい、とかいう気持ちが、
ますます高まってきたのですね。
実は、話の後、ラオス・ミャンマー・雲南省行きも
検討したくらいなのですから(笑)。
でも、笑い話ではなくそれは事実で、
きっと日本に帰るときには、バンコク往復チケットを
買って帰ると思います。
そして、陸路でタイを抜けて、まだ見知らぬ国を通って、
アフリカまで行くだろうなぁ、と。
大きな人を求めて。
バンコクは、私にとっての・・・何だろう?
今は、まだ言葉がありません。
だけど、直井さんに導かれるがままに、
最初の訪問地にバンコクを選んだ自分を誉めてやりたい(笑)。
「帰ってきたなぁ。」
自然に出た言葉です。
「いろいろと自分の心の狭さに悩んだ時期もあったのだけど、
友人の友人は、私の友人だ、って思えるようになったら、
ふっと、ああこういうのっていいな、って思えて。
で、気づいたの。似たもの同士が集まってくるんだ、って。
いつまで、こういう風に思えるかわからないけど、
今はとても楽しいんだ。」
私を前に置いて、そう話すみみさんの言葉は、
私にとって、とてもうれしい。
もうひとつ、印象的だった言葉。
「自分が辛い経験をしているからこそ、人の気持ちがわかる。
だから、(想像してください)クンがサミシイ人だというのは、
私にとっては当たり前なの。」
私はこの言葉を聞いて、いっそう(想像してください)サンが
好きになりました。
後日談です。一人旅当時はどうもお酒を飲んでいるっぽいのですが、、、たしかに飲んだ記憶はあるのですが、いわゆる「飲むぞ」ではなく、ひとくち飲んで呼吸がしづらくなって、、、という程度の嗜みです。カッコつけていたんでしょうね、当時は。
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