アプレンティス戦術

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アプレンティス戦術とは一体何か?

これは、小野が実行したアプレンティスで採用されるための戦術です。もちろんコレは、寺本さんにワイロを贈ることではありませんし、他の受講生を恐喝して課題を出させないことでもありません・・・

セールスコピーライティングのスキルをアップするためには大量行動により、たくさんの写経を行い、たくさんのセールスレターを書く必要があると考えていますが、

同時に書いたセールスレターが見込み客の反応を引き起こすものなのかを知りたいと僕は考えていました。どんなに自分としてはいいモノを書いたと考えていても、それが独りよがりの思い込みだったら意味が無いからです。

一番わかり易いのが、実際にそのセールスレターを見て買う人がいるのかどうか。より多くの人が購入へと急き立てられるのかどうか。普段寝っ転がっているようなテレビ好きやスマートフォン好きに「買いたい!」と思わせて、購入ボタンを押させることができるのかどうか?これらがわかれば、いいセールスレターが書けたのかどうかがわかるわけです。書けていれば、セールスライティングスキルはモノになっている、ということですから。

そのためにはどうすればいいか?当時僕が身をおいていた環境で、客観的にスキルアップを兼ねることができるという一石二鳥の場所こそ、アプレンティスでした。だから、アプレンティスで採用されるセールスレターを書くことができれば、見込み客の反応を試す場が得られる、そして実際に試してレジを鳴らせるかどうかがわかるわけです。

僕は最初のセールスレターを書く時からコレに気付いていて、つまり、僕には2つのお客さんがいると考えていました。1つはもちろん、いわゆるペルソナをターゲットとする見込み客の方々。そしてもう1つは、アプレンティスを運営するダイレクト出版さん、この場合は寺本さんをはじめとするセールスレターを選択する立場にある方々です。

どんなに見込み客にとっていいモノを書いたとしても、寺本さんの目に止まらないと採用されることはないですし、ぼくがどんなにこのセールスレターは見込み客を動かせます、と叫んだとしても、セールスレターを配信する対象がダイレクト出版さんのハウスリストである以上、僕よりも寺本さんたちのほうがハウスリストをよく知っています。

ですから、

僕がセールスレターを書く際に一番心がけたことは、寺本さんが好むセールスレターを作成することでした。だからこそ、QUESTフォーミュラとかスワイプファイルを使うことが大事だと思ったんです。

誤解を恐れず言うと、見込み客のことはあまり考えず、「どうすれば寺本さんやダイレクト出版さんの担当者の方々が使いたくなるか?」を考えてセールスレターを書きました。結果的にそうすることが、見込み客を購入へと動かすことができると考えていました。

コレが、僕のとっていたアプレンティス戦術です。寺本さんやダイレクト出版さんが好むセールスレターを作成する、です。しかし、これだけではありません。続きがあります。

このアプレンティス戦術を成功させるにあたり、特にカギを握るのは誰か?寺本さんです。選ばれたセールスレターを拝見すると、寺本さんが良い評価をしていたものが選ばれていたので。

そこで、このアプレンティス戦術の第二弾を実行していました。それが、アプレンティスのレビューを活用する、です。

つまり、こういうことです。

基本的にアプレンティスの1期では、課題のセールスレターを提出し、レビューを経て再提出し、その後で採用されるかどうかが決まる、という流れがありました。僕が着目したのは、レビューを経て再提出できる、というところです。

一度寺本さんがレビューし、「こうした方がいいです」とか「コレはどこかで聞いた話ですね」とか「ココはよく書けていると思います」とか「ペルソナがそうだとしたら・・・」など、寺本さんがアプレンティスの場でアドバイスや意見、感想を伝えてくれます。ですからココで、自分が書いたセールスレターを選ばれるように改善することができる、ということです。

寺本さんが判断する傾向を掴んでからは、たとえばヘッドラインは突っ込まれると思うけど、オープニングはいいと言われそうだ、などという予測を立てて、課題を提出していました(コレは第2期ですが)。

自分のセールスレターがレビューされている時だけではなく、土曜受講の方々が出したセールスレターのレビューも聞き取れる範囲で全てメモし、ヘッドラインのアドバイスとか~ないを3回繰り返すアドバイスとか、スワイプファイルをコレに変えたほうがいいですとか、そういうものを自分の書いたセールスレターでも使えるなら取り入れるようにしました。

このアプレンティス戦術ですが、1期においてはセールスレターが3回採用され、2期においては9回採用されていることから考えると、この効果は絶大だったと思います。

実際、他の受講生でここまでたくさん採用された方はいなかったと思います。1期だと3回採用された方は他にもいましたが、2期で9回採用というのはいなかったかと(アプレンティス戦術の成果については又の機会にお話ししますね)。

ゴールを定め、そこに到達するための方法を考え、実行することができたのは、これまで経験してきたセールス経験と論理的思考力だと考えているのですが、

まさにムダなことなど何もない、ということを体感しました。

「自分の人生」という経験に、感謝です。

第22章は、
11月に提出した5課題7本のセールスレターを
書いた理由についてお話しします。

第21章のアプレンティス戦術にも関係していますので、
どうぞお楽しみに。

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